トーラックとブイバックの違いやリスクは?対応産科は少ない?

トーラック

 

ドラマ「コウノドリ」で“トーラック”

という言葉が出てきて話題になっています。

 

帝王切開経験者が経膣分娩に挑戦することを

いいますが、ブイバックとの違いが

気になります。

 

また、トーラック希望の人には

是非知っておいてほしいリスクについても

調べてみました。

 

さらに、トーラックに対応してくれる産科は

少ないイメージですが実際どうなのかも

みていきましょう。

 

今回、トーラックについてまとめました。

スポンサーリンク

トーラックとブイバックの違いは?

トーラックとは、帝王切開の次の出産時に

経膣分娩に挑戦することをいいます。

 

ドラマ「コウノドリ」で初めて聞いたという

人も少なくないのではないでしょうか。

 

一方、ブイバックは帝王切開後の次の赤ちゃんを

実際に経膣分娩したことをいいます。

 

つまり帝王切開後の経膣分娩に

チャレンジすることをトーラック、実際に

成功したことをブイバックというのですね。

 

ブイバックは

Vaginal birth after cesarean deliveryの

略でVBAC。

 

トーラックは

Trial of labor after cesarean deliveryの

略でTOLAC。

 

トーラックという言葉があることで、

チャレンジするだけでも大変なことだと

いうのが良く分かりますよね。

 

ではトーラックには、どのようなリスクが

あるのか詳しくみていきましょう。

 

 

トーラックのリスク

ドラマの中でも触れられていましたが、

トーラックの最大のリスクとして

子宮破裂があげられます

 

子宮破裂のなかでもトーラックでの分娩中に

発生するのが最も多いと言われています。

 

これは帝王切開のときに一度お腹と子宮を

切っているため、子宮の切った部分が

周りに比べて脆くなっているからです。

 

そして子宮破裂が起こると

  • 大量出血
  • 子宮全摘出
  • 胎児心拍異常
  • 胎児死亡
  • 新生児仮死、死亡
  • 後遺症

などのリスクが懸念されます。

 

もちろん大量出血となれば母体の命も

危険にさらされることになります。

 

このようなリスクを覚悟してまで

トーラックを希望する理由は

いったい何なのでしょうか。

 

 

トーラックのメリットとは?

ハイリスクなトーラック。

 

今回も帝王切開であれば、

ここまでのリスクはないのにどうして?…

と思う人も多いでしょう。

 

トーラックのメリットについてまとめました。

 

 

陣痛を経験できる

帝王切開は緊急でない多くの場合、

計画分娩となります。

 

陣痛が起こる前に分娩するのが

一般的なので、トーラックにより

陣痛の痛みを経験できます。

 

 

産後の回復が早い

経膣分娩と違って帝王切開の場合は、

産後の回復に時間がかかります。

 

入院期間も一般的には8~10日前後と

経膣分娩よりも長くなっています。

 

そのためトーラックなら、

問題なければ産後すぐに赤ちゃんを

抱っこすることも可能なのです。

 

そして産後の赤ちゃんのお世話も

帝王切開の時に比べて

格段にラクになると思われます。

 

 

自然分娩の感動を味わえる

経膣分娩を経験している人には

理解しがたいかもしれませんが、

帝王切開経験者は自然分娩に

憧れのようなものを抱いている人も

少なくありません。

 

帝王切開も自然分娩も立派なお産に

変わりはないのですが、一度は経験したいと

思う人もいるものです。

 

 

出産はひとりひとり違うものなので、

自然分娩を希望したからといって

批判したり変だと考えるのは大きな間違い。

 

いろいろな考えや思いがあって当然なのです。

スポンサーリンク

 

トーラックの条件

誰でもトーラックを希望できる

わけではなく、厳しい条件をクリアした

人だけがチャレンジできます。

 

 

1、 帝王切開は1回のみ

過去に帝王切開を1度だけ経験している人は

ブイバックにトライできます。

 

ただし緊急や子宮を縦に切開せずの

一般的な方法による帝王切開で、

なおかつ術後が順調だった場合に限ります。

 

 

2、 正産期で逆子ではないこと

早産や予定日超過ではなく、

妊娠37週から41週までの分娩、

自然陣痛であること。

 

また逆子の場合は帝王切開になることが

多いためトーラックは難しいでしょう。

 

 

3、 帝王切開以外の子宮手術歴がない

一度の帝王切開以外に子宮の手術経験者は

子宮破裂のリスクが高くなるためできません。

 

 

4、 多胎妊娠ではないこと

双子や三つ子の多胎妊娠の場合は

リスクが伴うため、帝王切開となります。

 

 

5、 母体と胎児が健康であること

母体・胎児ともに異常がなく

健康であることも、

もちろん条件のひとつです。

 

 

6、 病院の環境

子宮破裂というリスクがある以上、緊急時は

即帝王切開に切り替えなくてはいけません。

 

また状況によっては赤ちゃんが

危険な状態になることも考えられるため、

すぐにNICUで治療してもらえる環境も

重要ですよね。

 

 

上記以外にも、病院によって色々な基準が

もうけられていることがあります。

 

トーラックを考えている人は、

対応してくれる病院を見つけた後は

基準をクリアできているのか

担当医としっかり話し合いましょう。

 

 

トーラック対応の産科は少ないの?

条件の部分でも出てきましたが、

トーラックにはリスクがあるため、

病院側は緊急帝王切開に切り替える準備を

しておかなければなりません。

 

手術室の設備や麻酔科医・産科医の他、

小児科医などの人材や医療技術が

必要になってきます。

 

そういったハイリスクなお産に対応できる

産科は残念ながら多いとは言えません。

 

まずは近くの病院を調べ、

ホームページをチェックしてみましょう。

 

ホームページにトーラックや

ブイバックについての記載がない場合は

電話で問い合わせてみます。

 

対応の病院が見つかっても信頼できる

医師やスタッフに出会えないこともあるので、

よく考えて夫婦で話し合ってからの決断を

おすすめします。

 

 

まとめ

お産の方法で、帝王切開後の経膣分娩に

チャレンジすることをトーラック、

成功したらブイバックと呼ばれています。

 

出産はひとりひとり違うものですし、

自分が納得できるお産をするのが理想です。

 

しかし自分と赤ちゃんの安全よりも

大切なことはないので、リスクをよく理解して

じっくり考えて決断してほしいと思います。

スポンサーリンク



当記事と一緒に読みたい!おすすめ記事


★特集1★ 育児初心者さん必見!Q&A



■ その1 ■
首がすわるのはいつ?うつぶせの練習はすべき?確認の方法は?



■ その2 ■
ハンドリガードはいつごろ始まるの?利き手が分かるってホント?



■ その3 ■
沐浴の期間はいつからいつまで?タイミングと手順についてまとめ



■ その4 ■
寝言泣きと夜泣きの違いと見分け方について!対処法はあるの?



■ その5 ■
誤飲と誤嚥の違いとは?症状や応急処置について!危険な物は?



■ その6 ■
生後100日をお祝いしよう!数え方やお食い初めのやり方を紹介!



■ その7 ■
新生児の期間はいつまで?一日の過ごし方と生活リズムの見本は?



■ その8 ■
離乳食中期のおすすめ食材まとめ!野菜やうどんの量の目安は?



■ その9 ■
離乳食後期の献立や量について!手づかみメニューも取り入れる?



★特集2★ 育児用品のQ&A



■ その1 ■
バンボいつからいつまで使える?危険性や抜け出し防止法について



■ その2 ■
バウンサーはいつからいつまで使う?乗せすぎは脳への影響がある?



■ その3 ■
肌着やロンパースっていつまで着るもの?種類も一覧で紹介!



■ その4 ■
寝かしつけにおしゃぶりや授乳はやめた方が良い?イライラの対処法



■ その5 ■
おしゃぶりはいつからいつまで?歯並びに影響はあるのか調査!



■ その6 ■
絵本の読み聞かせはいつから始める?おすすめ本ランキングも紹介



★特集3★ 妊娠~出産までに知っておこう!



■ その1 ■
男女産み分けの方法!中国式やタイが有名?排卵日が分かれば可能?



■ その2 ■
母乳はいつから出ていつまであげるの?うまく吸えない時の対処法



■ その3 ■
妊婦健診で腹部エコーやノンストレステストはいつから?費用は?



■ その4 ■
バースプランの内容とは?書き方例を紹介!帝王切開でも可能?



■ その5 ■
妊娠初期に腹痛や下痢が続くときの原因は?出血を伴うと危険?



■ その6 ■
妊娠初期に飛行機に乗っても大丈夫?海外旅行は危険?リスクまとめ



■ その7 ■
会陰切開の痛みはいつまで続くの?裂傷との違いと便秘の恐れは?



コメントを残す

認証コード (数字を入力)

1 / 11
サブコンテンツ