稽留流産に兆候はある?手術やその後の妊娠はいつから可能?

妊娠するととても嬉しいものですが、
悲しいことに全ての命が順調に
育っていくとは限りません。
妊娠22週未満に何らかの原因で
お腹の赤ちゃんが亡くなってしまうことを
流産と言います。
いろいろな流産がありますが、中でも
最も多く見られるのが「稽留流産」。
妊娠初期に起こりやすいとされる稽留流産を
恐れている人は多いかもしれませんね。
兆候があるものなのか、手術が必要な場合や
その後はいつから妊娠可能なのかなど
今回、稽留流産についてまとめました。
稽留流産とは?
お腹の赤ちゃんの心拍が停止した状態で
組織とともに母体内に留まっている状態を
稽留流産といいます。
妊娠初期である妊娠6週から9週頃に
多く見られる流産のひとつです。
兆候はある?
稽留流産は自覚症状がないことが特徴です。
腹痛や出血など、なにかしらの症状があれば
分かりやすいのですが、何もないという人が
圧倒的に多いのです。
中には、
- つわりがひどかったが急になくなった
- 胸が張って痛かったのがなくなった
などある日を境に急に妊娠症状が
消失したという人もいます。
兆候としては、妊娠6週~8週で
- 胎児が確認できない
- 心拍が確認できない
などの診断があると医師から
可能性が指摘されることが多いようです。
原因はなに?
妊娠のうち、15%は流産と言われていて
特に初期に起きることが多いものです。
妊娠初期の流産の原因は、ほとんどが
赤ちゃんの染色体異常だと言われています。
うまく成長できない、維持できない命は
自然に流れていくとされています。
流産という結果になると自分を
責めてしまいがちですが、タバコや飲酒の
習慣がないとすればママの方に
原因はありません。
気持ちの整理をつけるのは大変なことですが
自分を責めるのだけはやめましょうね。
稽留流産に手術は必要?
稽留流産と診断されるとその後の流れは
2パターンに分かれます。
ひとつ目は自然流産。
その字の通り、自然に出血することで
流産するのを待つというものです。
もうひとつは流産手術。
現在の病院の多くは手術を行うことが
多いですが、状況によっては
選べることもあります。
手術は「子宮内容除去術」といって
子宮内に残っている赤ちゃんや
妊娠組織を取り出すものです。
全身麻酔を使う場合が多く、10分程度で
終了し日帰りで帰れることもあれば
1泊入院する場合もあります。
ただし、体はかなり負担を感じているので
1~2週間は安静に過ごしましょう。
費用は2~10万程度で病院によっても
施術内容によっても変わります。
稽留流産後はいつから妊娠可能?
なかなか気持ちの整理がつかないものですが
徐々に前向きになってきたころに
気になるのがいつから妊娠できるのか
ということ。
医師からは2ヶ月以内に生理がきて、
2~3回見送ったら妊娠可能だと
言われることが多いようです。
次の妊娠に向けて体を整えておく期間と
思って過ごしましょう。
まとめ
一度お腹にきてくれた赤ちゃんだけに
突然のお別れに戸惑い、
受け入れられない人は多いと思います。
いくら珍しくないこととは言っても
いざ自分の身に起きると、
ショックは計り知れないでしょう。
旦那さんとしっかり悲しんで
また戻ってきてくれることを願い、
体を大事にして前に進むようにしましょう。
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