ヘルプ症候群とは?症状や赤ちゃんへの影響、産後も危険?

ヘルプ症候群

 

ヘルプ症候群というのを

耳にしたことがありますか?

 

ヘルプと言っても助けるの「HELP」では

なく、「HELLP」といいますが、妊娠中に

発症する病気のひとつです。

 

ただし妊娠中だけでなく、産後も

発症する可能性があると言われています。

 

ヘルプ症候群とはどんな症状なのか、

妊娠中ならばお腹の赤ちゃんに

影響があるのか気になります。

 

今回、ヘルプ症候群について詳しく

まとめてみたいと思います。

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ヘルプ症候群とは?

まずは”ヘルプ症候群”という

病名の由来からみていきましょう。

 

  • H…Hemolysis(溶血)
  • EL…Elevated Liver(肝酵素の上昇)
  • LP…Low Platelets(血小板減少)

 

これらの特徴をもつ病気で、頭文字をとって

「HELLP症候群」と呼ばれています。

 

 

溶血とは

血液中の赤血球が壊れる反応のことで、

正常な状態に比べて、早い段階で

赤血球が壊れます。

 

 

肝酵素の上昇とは

肝臓の機能に問題がある状態を指します。

 

酵素などの特定の物質が体中の血液に

流れ出てしまい、濃度が高くなります。

 

 

血小板数減少とは

血小板は血をかためる役割がある

血液中に含まれる成分の一つです。

 

血小板が減少すると血が固まらず、

出血多量になる危険があります。

 

 

ヘルプ症候群はいつ発症する?

ヘルプ症候群は妊娠中期から妊娠37週までの

妊娠後期に起こることが7割、残り3割は

赤ちゃんを出産した後、つまり産後に

起こることが分かっています。

 

産後では、とくに分娩後48時間以内に

発症しやすいと言われています。

 

 

症状は?

初期症状として、お腹上部に痛みが出ますが、

場所が場所だけに、胃痛と勘違いする人も

多いようです。

 

また疲労感や吐き気、胸やけ、

食欲低下も報告されています。

 

症状だけをみると、妊娠中によくある症状や

ただの風邪だと思ってしまいがちですよね。

 

そのため、特に気にすることもなく

自己判断で治療を受けない妊婦さんも

少なくありません。

 

ヘルプ症候群はお母さんにとっても

赤ちゃんにとっても危険を伴う病気です。

 

少しでも体調がおかしいと感じたら

すぐにかかりつけ医に連絡し、

症状を伝えることが大切です。

 

さらに合併症として以下のものがあります。

 

  • 血栓
  • 腎不全
  • 肝破裂
  • 肺不全
  • 肺に水が溜まる
  • 過度の出血
  • 胎盤早期剥離
  • 脳卒中

 

適切な処置が行われなかった場合、

およそ3割の死亡率が確認されています。

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治療法は?

ヘルプ症候群の治療は、基本的に

妊娠を終わらせることです。

 

つまり分娩を促し出産すること。

 

妊娠34週以降で赤ちゃんの肺機能が

しっかりしていることが確認されれば

帝王切開などで分娩することになります。

 

判断は、

  • 母親の症状の重症度
  • 出産予定日までどのくらいか

で決められます。

 

症状が軽度の場合、妊娠34週以下の場合は

分娩となることもあるものの、赤ちゃんの

肺の発達を促すためのステロイド剤を

投与し経過を観察することもあります。

 

 

赤ちゃんへの影響について

妊娠中にヘルプ症候群が発症した場合

お腹の赤ちゃんに影響はあるのでしょうか?

 

ヘルプ症候群の最善の治療法は、

一刻も早く分娩することです。

 

そのため正産期よりも前ならば、

赤ちゃんは早産で生まれることになります。

 

早産のリスクは週数によって様々ですが

  • 低体重
  • 呼吸障害
  • 脳性まひ
  • 未熟児網膜症

など、体の機能が十分に発達しないままの

出産となるため、色々とリスクがあります。

 

ヘルプ症候群になりやすい時期として

妊娠37週までがあげられますので、

正産期より前に分娩することになります。

 

分娩後は赤ちゃんの心拍モニタリングを行い

異常の事態に備えて製剤などを準備します。

 

多くの場合は、赤ちゃんは集中治療室で

診てもらうことになるので、産後一週間ほど

赤ちゃんと会えないことも珍しくありません。

 

 

ヘルプ症候群を発症する原因

ヘルプ症候群の原因は、現在のところ

明らかになっていませんが、

 

  • 肝動脈のけいれん性の収縮
  • 血液細胞の障害

 

これらが関係しているのでは

ないかと考えられています。

 

なりやすい人の特徴としては、

  • 妊娠高血圧症候群の人
  • 子癇発作になった人
  • 二人目以降の経産婦
  • 多胎妊娠の人
  • 高齢の人

などが挙げられます。

 

※関連記事

 

ちなみに子癇発作が起きる前には

前兆があります。

 

数週間から数日前には、

  • 頭痛
  • 腹痛
  • 目がチカチカする
  • 目のかすみ

などの症状が出るため、これらの前兆を

感じたらすぐに受診しましょう。

 

 

まとめ

一見すると風邪やインフルエンザの症状に

思えますが、ヘルプ症候群はお母さんと

お腹の赤ちゃんの命に係わる病気です。

 

発症頻度はアメリカの研究所で

1000人に1~2人と言われるように

決して高くはありません。

 

しかし血圧が高かったり胃に強い痛みを

感じるなどヘルプ症候群らしき症状があれば、

病院を受診しましょう。

 

なかなか判断が難しいのですが

手遅れになっては大変なので、おかしいなと

感じた時はかかりつけ医に

相談してみるといいでしょう。

 

もちろん出産後でも様子がおかしい時は、

とにかく早めに看護師さんに相談してくださいね。

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